2016年1月9日(土) 稽古始め

川崎のサンピアンかわさき茶室にて2016年の稽古始めを行いました。
サンピアンかわさきの茶室は八畳の広間席と二畳の隅炉席があります。
ビルの3Fにありますが、露地には蹲踞もあり、小間席には貴人口と躙口が備わっていますし、水屋には掃き出し窓もある本格的な作りです。


12:45皆さん集まって、手分けして準備開始。
お道具はほとんどお借りしました。
お道具収納場所から、手早く使いたいものを選び出します。
お床の掛物を担当する人、いつもとはちょっと違うたっぷりのお花を入れる人、釜に湯を沸かす人、抹茶を茶器に入れる人、菓子を盛り付ける人、と皆さんよく動いていただき40分ほどで完了です。

13:30一階のレストランに移動してお食事をいただきました。
14:10仙太郎の花びら餅をお出ししていつものように嶋台で重ね茶碗。
今年はくじ引きで席順を決めましたので、突然お正客が当って戸惑う人、詰客に当って臨機応変に詰客の仕事と半東の仕事を務める人、と全ては良い勉強です。


14:50薄茶は広間席と小間席に分かれて全員がお点前しました。
隅炉の点前は初めてですが、難しくないので大丈夫。
でも茶道口の幅が狭いので、肘を張って道具を持とうものなら茶道口を通れません。
皆さん小さく小さくなりながらお点前をしていました。
昔々千利休と秀吉はこんな小さな茶室で世を動かす話などしていたのかしらなどと想像しましたが、京畳だったらこれほど狭くなかったのではと私は思います。