2009年9月26日 本題から外れますが

本題から外れますが今日は私が憧れているある人について書いてみます。
正確に言うとその人の生き方に憧れているのです。
その人の名はベネシアさん。
イギリス人で私と同年の生まれ、とはいってもお会いしたことなどもちろんありません。
日本に住んでおそらく30年以上、ご主人は日本人で山岳写真家、お子さんが4人いらっしゃいます。

この写真はNHKのサイトから引用させていただきました



13年前から京都大原で築100年の古民家に住み、使い捨てではない生活をしています。
昔の日本ならどの家庭にもあった籠や桶や火鉢を今の暮らしの中でセンスよく使っています。
そして彼女は言います。
「古いものは私たちの家に美を添え やがて地球の土へと還っていきます。古いものをかっこよく! 」


また彼女は200種類ものハーブを育て 料理やせっけん、虫よけスプレーなどを作っています。
「種をまくこと、植物に水をやること、木いちごを集めることなどの小さなことをするだけで、生命のすばらしさ(ありがたさ)や深い地球とのつながりを感じることができる」とエッセイにあります。


そしていいなと思うことがまだあります。
良い意味のこだわりを持っている地元の人々との交流です。
有機農法で野菜を育てている人、石窯でのパン作りにこだわる老人、メニューがオーガニックの野菜料理だけという若き料理家、草木染め職人etc.
どの人も 地に足が着いた魅力ある人々です。


彼女のことは NHKの番組“猫のしっぽカエルの手”で知ったのですが、美しい大原の風景と彼女の生き方を見ていると”豊かな生き方ってこんな生き方のこと”だとつくずく思うのです。


そろそろ閑話休題にして、今日のお稽古はというと

Sさんに初炭をしていただきあとは皆さんで“茶通箱”を復習しました。
それにしても客になって一度に二種のお濃茶をいただくということは幸せ?
正直言って私は少し苦手です。


今日の一種目は松北園詰め綾の白(100g3,800円)、二種目は浜田園詰め福寿の昔(100g3,200円)
どちらがお好きか皆さんに伺ったところ皆さん???
というのは一種目をいただく直前には主菓子をいただくし、二種目は「二服目だから少し薄めにしましょう」なんていうことになり条件が違うので判断がつきかねるというわけです。
この件は持ち越しにしましょう。