2017-01-01から1年間の記事一覧

大寄せの茶会

大寄せの茶会に参加する機会が年に何度かはあるものです。 その中で“心に残る茶席”とはどんなものでしょうか。 今の私にとってそれは“席主と正客の会話”です。 とはいえ、正客を譲り合ってなかなか決まらない場合も多いです。 そんな時は、席主と正客の会話…

茶箱

8月初めから9月第2週まで茶箱を楽しみました。 卯の花点前から始め和敬点、次に雪点前、花点前、月点前と進みました。 こんなに何種類もやる必要はないのですが、なんとなく法則性をつかめたような気がします。 拝見付でやるとそれなりに時間がかかります…

2017年8月12日 三渓記念館 望塔亭にて呈茶

屋根打つ雨音で目が覚めました。 あ〜今日は雨コートと雨草履で出かけなくては。 このところ、まるで戻り梅雨のような天気が続いています。 昨日の山の日から旧盆にかけて多くの人が夏休みでしょうに。 幸い雨も一時的かもしれませんが上がってくれ、開門早…

2017年8月9日 湿し灰作り

2年ぶりに湿し灰を作りました。 今年の4月末に炉から引き揚げた灰を、昨日水を4回替えて灰汁抜きしておきました。 今日は申し分ない晴天、しかも湿度が低めで灰作り日和でした。 ござに広げて乾かし、ほうじ茶と丁子を煮出してじょうろでかけ、また少し乾…

2017年8月7日 あるべきよう

図書館から「茶の美-いまに生きる茶のこころ」という淡交ムック1999年版を借りてきました。 巻頭に、坐忘斎お家元様のお母様 千登美子様の一文がありました。 タイトルは「あるべきようの姿」お家元様が、お母様の書かれる文章が大変お好きで、自分はとても…

2017年7月27日 レンゲショウマ

一昨年購入し、鉢で育てていたレンゲショウマが今年は沢山咲いてくれました。 茶道雑誌「淡交7月号」の“茶花を育てる”がまさにレンゲショウマでした。 日比谷花壇の塩見亮一さんは、この植物について次のように表現しています。 文字通り蓮華のような花をう…

2017年7月15日 一対一の稽古

今日の稽古はお休みが多くて宗瞳さんと私だけの稽古でした。 まず私の葉蓋点前で宗瞳さんに薄茶一服。 先日、近くに梶の葉を採りに出かけましたが、今年の葉はなんだか皆小さくて葉蓋には不向きのようでした。近くの高校に続く坂道の傍らには生育旺盛な葛が…

2017年6月20日 お招き

月に一度の勉強会で知り合った宗翠さんの茶室開きにお招きいただきました。 正客は先輩の宗郁さん、私は詰客です。 宗翠さんのお宅は駅からタクシーで10分ほどの住宅街にありました。 数年前まで子供さん向けの教室を経営していらっしゃったそうですが、故郷…

2017年6月10日 蛍祭り

6月10日土曜日はいつものように稽古日でした。 おりしもその日に鶴見の馬場花木園で蛍祭りがおこなわれることを知りました。 稽古が終るのは夕方、蛍祭りは7時からです。 その日稽古の人は、稽古が終了次第ぼちぼち出かければちょうど良いかもしれません。 …

2017年4月28日29日 小間席

炉最後の稽古は台目切りの小間席での稽古としました。葭棚(台目棚ともいいます)を使って、我が家の六畳の稽古場から、以下のような二畳台目下座床の席を設定しました。 大徳寺真珠庵の庭玉軒や建仁寺の本坊にある東陽坊がまさに二畳台目下座床です。なんと…

2017年4月19日 特別展「茶の湯」

東京国立博物館に行ってきました。 【庭園の公開】 庭園はいつでも自由に入れるというわけではなく、毎年春と秋に開放しているそうです。 今年は5月7日まで開放しています。 庭園は、本館の裏手にあって中心に大きな池があり、その周りには多くの樹木の若葉…

2017年4月8日 井伊直弼

稽古場の床は悩ましいところです。 花は季節の花ということで、茶花は一通り育てていますので悩むことはほとんどありません。 問題は掛物です。 数少ない持物から、大体は季節に相応しいと思われる色紙や短冊、上の方のお点前を稽古する時は「直心是道場」な…

2017年4月15日 再会

親和会が発足してまもなく11年になろうとしています。 今日は、発足時からのメンバーが一堂に会しました。 桜吹雪が舞う鎌倉の地にてランチをいただきました。 一人も欠けることなく8名全員が笑顔で再会できたことがとても嬉しかったです。 そして、1月に入…

2017年3月18日 自治会呈茶

年度末に当たり、昨年と同じように自治会で呈茶を行いました。 呈茶に先立ち、尺八、筝、三弦、フルートの演奏がありました。 第一部 尺八、筝、三弦による地歌「夕顔」源氏物語より この曲の作曲は、菊岡検校(きくおかけんぎょう)検校とは盲目の僧侶の最…

釜の手入れ

裏千家では3月に釣釜、4月に透木釜を使うことが多いです。 つまりほぼ2カ月間は五徳が不要になります。 今日は明日の稽古のために、4か月間使ってきた炉釜をしまい、透木釜を出しました。 明日からの2カ月間は釣釜と透木釜を稽古科目によって使い分けようと…

2017年1月27日 「角ぐむ」という言葉

拝見に出した茶杓の作と銘を答えるときは、皆さん御自分でその場にふさわしいものを答えることにしています。 今日は小○さんが銘で戸惑っていらっしゃったので、私が「下萌え」なんて如何でしょうと言いました。 寒中の今は庭も寒々としていますが、土の中で…

2017年1月21日 廻り炭

初めて廻り炭の稽古をしました。 炭台、巴半田、筋半田、灰器とたくさんの道具を使います。 一時的に炭もたくさん使います。 廻り炭をするタイミングですが、炉中の炭が適度に熾っているときがよいでしょう。 なぜならその中から次なる種火を選別し、それを…

2017年1月14日 稽古始め

明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願い致します。 丁酉(ひのととり)歳の始まりから縁起のよいことがありました。 宗瞳さんが青年部の行事における福引で干支の茶碗を引き当てました。 作者は八代吉向十三軒で「晨鶏鳴高樹(しんけ…