2009-01-01から1年間の記事一覧

2009年12月19日

師走も半ばを過ぎました。 今日が2009年の稽古仕舞となります。 今朝横浜の最低気温は1度まで下がりました。 日中も10度に届かなかったようですが、お茶室は炉の中でたっぷりの炭が赤々と燃えて外の寒さを忘れさせてくれます。 いつもお菓子の手配をする…

2009年12月5日

暦は師走に入りましたが、前回に引き続き口切のお稽古です。 今日はKさん、Oさん、Hさんの番です。 瀬戸の茶壺も一日に3回も封をされたと思ってはまた開けられの繰り返しです。 糊が乾く暇もありません(^^♪ Sさんの炭点前でお釜からは豊かな湯気が立ち上…

2009年11月28日

今日の口切のお稽古はYさん、Mさん、Sさんの順で行いました。 口緒の結び方を難しいなと感じていましたが、本に易しい結び方が載っていました。 左右の紐を交差させるなんて考えつきませんでしたね。口切の後は茶壺の紐を真行草に結びます。 茶壺はひとつ…

「和の学校」 その2

3連休を皆様いかがお過ごしでしょうか。 今日Mさんより嬉しいメールがありました。 「和の学校」全4回の後半のリポートです。 前半のレポートは8月20日のページをご覧ください。 それでは後半の始まりです。♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ここからはMさんが書きました …

2009年11月7日 口切の稽古

今日は立冬。 16号線の街路樹アメリカハナミズキが紅葉してきたなと思っていたらもう大分葉を落とし始めました。 好季節をゆっくり楽しみたいと思っているのに、秋は足早に通り過ぎようとしています。 お茶の世界でも名残の気持ちに蓋をして開炉を迎えまし…

2009年10月24日

いつものようにYさんとお今日のお稽古の準備をしていると、一番にいらっしゃったIさんから素敵なプレゼントをいただきました。 「ベニシアの京都・大原の暮らし」2010年カレンダーです。 私がこのブログに ベニシアさんの暮らしに憧れていると書いたのを覚…

2009年10月10日 風炉長板一ツ置

通勤途中、公園沿いの道にドングリが落ちていました。 この公園には想い出がいっぱいあります。 私が仙台から横浜に越してきて初めて住んだ家がこの公園のすぐ近くでした。息子が小学校低学年の頃だったと思います。 夏休みに早起きしてカブトムシを捕まえに…

2009年9月26日 本題から外れますが

本題から外れますが今日は私が憧れているある人について書いてみます。 正確に言うとその人の生き方に憧れているのです。 その人の名はベネシアさん。 イギリス人で私と同年の生まれ、とはいってもお会いしたことなどもちろんありません。 日本に住んでおそ…

2009年9月12日

9月もすでに半ば。なぜか私の中では まだ秋を楽しむモードにはなっていません。 今夏が夏らしい日が少なかったからでしょうか? それとも私事で夏のバカンスがなかったためでしょうか。 なんとなくまだ夏の中に身を置いていたいような(暑いのは嫌いなのに)…

2009年8月22日 酔芙蓉の水揚げ

前日の午後、勤務先で蕾が大きく膨らんでいる酔芙蓉を見つけました。 準備良く水と鋏を持ち歩いていましたので一枝いただきすぐに水に漬け持ち帰りました。 でも帰宅した時はすでに葉がしおれ、蕾も首をうなだれています。 これは水が揚がらなかった証拠です…

2009年春季「和の学校」その1

「和の学校」とは、千 玄室 大宗匠主宰の親子茶道教室のことです。 「日本人が見失いかけている心の文化を、親子で学んでいただきたい。」という大宗匠の願いで、数年前に裏千家東京道場を会場として開校されました。 毎年春と秋に募集します。4回の講座で …

2009年8月8日 裂地の名前がついに判明

今月は茶箱のお稽古です。 以前から課題となっていた裂地の名前がついに判明しました。 龍村美術織物であることは判っていましたが何という裂地なのかがわかりませんでした。 紅牙瑞錦(こうげずいきん)というものでした。 ↓は和巾ですが同じ裂地です。 あ…

2009年7月25日 春慶塗の釣瓶水指

Yさんは退職するとき記念にいただいた金一封で、つい最近春慶塗の釣瓶水指を購入なさいました。 しばらく金一封の使い道を考えていたところ、ある日高島屋で開催中の飛騨高山展でこの水指に出会い一目ぼれ。 木地の釣瓶も清々しくて素敵ですが、長年使ってい…

2009年7月11日 花所望

Sさんが梅雨のこの季節にピッタリの傘の花入れを貸してくださいました。 円能斎好"時雨傘花入"の写しと思われます。 そこで花所望のお稽古をしました。 以前花寄せのお稽古はしたことがありますが、花所望は初めてです。 これは小習い16カ条のひとつで、次…

2009年6月27日

前回に引き続き行之行台子点前をお稽古しました。 加えて今日は、私が26年前引次の式で師からいただいた書きつけを皆さんとご一緒に拝読しました。 ・帛紗の意 ・席中 ・台子の始め ・行台子 の4編からなるもので和紙に筆でしたためられコヨリで閉じられてい…

2009年6月13日 行之行台子点前

行之行台子点前のお稽古をしました。 このお点前も含めてその上のお点前は奥秘と呼ばれています。 したがってここに記すことはできません。 四ケ伝からは教科書がありませんから、皆さんご自分なりの工夫したノートを作っていることと思います。 私の場合は…

2009年6月12日 研究会

今日の研究科目は 1.盆香合 2.名水点 3.釣瓶水指にて薄茶 4.大円草 石川宗仁業躰先生の 時に厳しく時にユーモア溢れる語り口でのご指導でした。 皆さんご存知のとおり石川宗仁業躰先生は私達親和会皆の先生の先生です。 それを一番実感できたのが、柄杓の扱…

2009年5月23日 四ケ伝

5月2回目の今日は来月の“行之行台子”に向けて 四ケ伝のうち唐物、台天目、盆点をおさらいしました。 これらのお点前は、行之行台子から始まる台子伝法の基礎になるものです。 ここでこの三つのお点前を整理しておきましょう。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…

2009年5月9日 栄螺(さざえ)の蓋置

前日まで4日間も雨が降り続きましたが、今日は打って変わって皐月晴れとなりました。 気温もずっと低めで薄手のウールを手放せないでいましたが今日はなんと夏日、半袖でちょうど良い感じです。 こんな天候だと身体がなかなかついてきてくれません。 Kさん…

2009年4月18日 正午の茶事

今日は正午の茶事で有意義な一日を過ごしました。 場所は石川町から歩いて10分の加藤茶懐石教室。 お天気にも恵まれ石川町から1本道ですから、皆さん迷うことなく定刻に集合できました。 亭主のIさん、半東のHさんそしてYさんと私は、皆さんより1時間半ほ…

2009年4月11日

稽古茶事を来週に控え今日は終日“つもり稽古”。ここが待合のつもり、ここが腰掛待合、これが枝折戸のつもり、そして…という具合。 懐石膳は折敷といくつかの器だけにして、取り廻しする飯器や湯桶はSさんが用意してくれました。(Sさんありがとうございま…

2009年4月8日 淡交会研究会

私は今年14年ぶりで淡交会会員に復帰しました。 年6回の研究会がありますが、できるだけ出席したいと思っています。 親和会をスタートして まもなく丸3年になろうとしていますが、 すぐ側に師のいない心細さはつのるばかりです。 いつまでも四ケ伝止まりとい…

台目切本勝手

今日は葭棚(台目棚ともいいます)を据えていつもの茶室を台目切本勝手の席に変身させました。 茶室は炉の切り方によって8つのタイプがあります。 一番多いのが四畳半切本勝手。 Yさん宅が正にそうです。 そして2月には茶道口の位置を変えることによって…

2009年3月14日 和巾点

【和巾点】というお点前は名物裂や拝領裂等で作った古帛紗の上に、中次を袋に入れた茶入をのせて扱う点前です。この場合の古帛紗のことを“和巾”と呼びます。 この点前の起こりはというと 11代玄々斎が時の帝に茶銘“竜の影”(上林詰め)を献上したところ、お…

2009年2月28日 盆点

まず前回の逆勝手の炭点前についておさらいしておきたいと思います ・炭斗に炭を組むときは本勝手のときと左右逆になります ・が、炉中の炭の置き方はいつもと同じです ・炭斗を炉の左側に置くので右手で扱うにはだいぶ遠くなります。そのため、最初の 羽→釻…

2009年2月14日 四滴

例年今頃の季節はといえば、“立春は過ぎたものの寒さが厳しい毎日です”というところですが、なんと今日の最高気温は 横浜で24.8度を記録しました。 Hさんの炭点前が上手で火がよく熾り、思わず皆さん「暑いね、あついね。窓開けようよ。」という風で、筒茶…

2009年1月24日 盆香合、炉流し点

お炭点前では小習いにある盆香合をお稽古しました。 中野静鳳さんの白薩摩で“旅笠香合”蓋の裏には里山が描かれています。 昨年Yさんが買い求めたものでとても素敵です。 拝見する時に古帛紗を広げる位置は拝見する物の右側でしたね。 薄茶点前は“流し点”をし…

2009年1月10日 初釜

2009年丑年がスタートしました。 今年も皆健康で笑顔で過ごせる一年にしたいですね。 どうぞよろしくお願い致します。 今年は茶事や相伝のお点前も取り入れて行きたいと思っています。 淡交会にも14年振りで再入会しましたので、できる限り研究会に出席し、…