2007年3月21日 茶花のお稽古

久しぶりに恩師にお目にかかることができました。
恩師にはいつもいつも親和会のことをお気にかけていただいているのに、ご無沙汰ばかりで申し訳ございません。
今日はとてもお元気なご様子で、私は大変嬉しく楽しい数時間を過ごさせていただきました。
積もるお話のかたわら、私が携えた花で茶花の入れ方をご指導していただきました。
貝母と紅椿(花入:唐銅鶴首)
ポイントは貝母の先端の花が正面を向いていることが大切です。先端の花さえ正面を向いていればその下の花は 例え後ろ向きになっても仕方のないことです。唐銅の鶴首花入は真の花入なので、花が花入れの口に寄りかからぬよう 口元に葉を差し込んだりして工夫しましょう。

貝母と白椿(花入:唐銅鶴首)


レンギョウと白椿(花入:旅枕)
下の2枚は花材は同じですが、レンギョウの枝の向きを変えたものです。
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紫陽花の若芽と紅椿(花入:旅枕)
紫陽花の枝のカーブが面白いなと思って切ってきたのですが、この時大切なことは花入に入れることをイメージして枝を選ぶことが必要です。カーブの具合によっては花入れに入れ易いし、逆に枝を矯めないと収まりが悪い物もあります。それから枝の中程に芽があることも大切。最後に紫陽花の枝先の葉を整理することも忘れずに。


紅椿(花入:船徳利)
この椿には葉が4枚しかなく花入れの口の所にどうしてももう1枚欲しかったのです。このような時はダミーの枝(この枝には1枚の葉だけがついています)を使うことも考えましょう。口元の1枚の葉はダミーの枝についている葉です。