2007年12月15日 2007年稽古仕舞い

早いもので2007年の稽古仕舞いの日を迎えました。
Iさんがご用があって欠席でしたが、他の皆さんは元気なお顔を見せてくださいました。
Sさんが「久しぶりの炭点前だわ」とおっしゃりながらも手際よく初炭をしてくださいました。次に私が唐物のお稽古をさせていただきました。
恩師の下でお稽古を積んでいたときと比べると今はお点前の機会が減って残念に思うこともありますが、お点前をしているとき「私は本当にお点前が好きなんだなあ」と実感します。帛紗を捌いてお道具を清め、柄杓で湯を汲んで茶筅でお茶を点てる、この所作がたまらなく好きです。心を落ち着けて一つのことに集中する というよりは “意識しなくても集中できてしまう”というこの時間が私にとってはかけがえのない時間です。


昼には各自お弁当をいただきながら、次回稽古初めのときに持ち寄る料理の相談をしました。
リーダーは勿論Oさんです。Oさんは料理を本格的にお勉強なさった本格派です。なにしろ毎日包丁を研ぐという 私にはとても信じられないほどの情熱をお持ちです。


Sさんが献立を考えてくださったので、各自自分のできそうなものを申し出ることにしました。
主婦業何十年という人から、料理には経験が浅いという若い人まで
“あまり無理せず、でも少しはチャレンジ精神をもって”
というのが私の考えです。
おだしを本格的にとるのが面倒だったら粉末だしだって構わないし、前日体調が優れないことだってあるかもしれません。
そんなときは「ごめんなさい」の一言でいいと思います。皆さん心を寛くしてまずはやってみましょうよ。
そういうわけですからOさん、どうぞよろしくお願い致します。