2008年1月12日 2008年初釜

新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

寒に入ってからも比較的温かな日が続いています。
今朝の横浜の最低気温は8.6度でした。
でも今日は朝から雨模様、気温も下がり始めるようです。
私達が着物を着て何か節目の行事やお稽古をしようとすると何故か雨が多いです。

でもそんな気鬱を吹き飛ばすような楽しみが今日はあるのです。
皆さんで料理を持ち寄った点心膳です。
9時半ごろからお茶を振るう人、お炭の用意をする人、瓢型のお弁当に料理を盛り付ける人、ご飯を物相型で抜く人、お吸い物の準備をする人とそれぞれご自分の仕事を見つけてどんどん準備が進んでいきました。


11時席入り
まず私が炭点前をし、練り香“若松”のよい香りが漂い始めた頃、点心膳が登場。
私がお運びすべきところでしたが、皆さんが気をきかして並べてくださって、まずは携帯でパチリ。
皆さん力を合わせた大作ですもの、嬉しいですね。

献立を記録しておきましょう。

  • 鯛の昆布〆(大葉・大根・山葵添え)
  • 鰤の幽庵焼き、錦玉子、有頭海老の旨煮・里芋・干椎茸・人参・きぬさや
  • お吸い物(海老しんじょ・生麩・しめじ・菜の花・結び三つ葉・柚子)
  • 五色なます
  • 黒豆
  • 白飯(ごま)

これだけのお料理をお店でいただいたら4,000円ぐらいするんじゃないかしら。
献立を考えてくださったOさんありがとうございました。
そして皆さんお一人お一ひとり、作るにあたってはいろいろな苦労があったことが想像されます。
でも今はきっと達成感を抱いていらっしゃると信じています。
言いだしっぺの私から皆さんに「ありがとうございました。どれもこれも美味しかったです。ご馳走様でした。」

点心をいただいた後はお菓子で中立ち。
今日の花びら餅は仙太郎製です。大振りでゴボウが2本入っていました。


後座は軸を外して鶴首に水仙を一種入れて荘りました。
   
濃茶点前はSさん。嶋台が出ると、これぞ初釜という雰囲気です。
薄茶は代わる代わる点ててそれぞれいただき、お年賀として山田松香木店から取り寄せた“掛け香”を差し上げました。
裂地がひとつとして同じものがないように用意したので、皆さんじゃんけんで盛り上がっていました。

3時終了
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以下白字
Oさん:鯛の昆布〆(大葉・大根・山葵添え)生麩・しめじ・菜の花
Kさん:海老しんじょ・干椎茸
Sさん:五色なます
Mさん:錦玉子
Hさん:人参・きぬさや
Iさん:さといも
Yさん:有頭海老の旨煮・お澄ましのだし汁・結び三つ葉・白飯(ごま)
H  :鰤の幽庵焼き・黒豆・吸い口柚子