2007年2月24日 雛祭り

雛祭りはちょうど1週間後ですが、今日は先取りして それらしい雰囲気で楽しみまた。
床には、お雛様の短冊を掛け お花は“芽吹きの枝に紅太神楽の膨らんだ蕾”。
椿は私の職場で見つけたもので、正確な名前は解りません。
開ききった花姿はとても大輪で、図鑑で調べてみると紅太神楽に近いと思います。
開ききってからは茶花としてはとても使えませんが、そのふくよかな蕾の姿は存在感があります。
(花入れの高さに対して枝が長すぎました(~_~;))

点前座には蛤棚を据え、唐津の足付の水指と加賀蒔絵の棗を合わせてみました。
唐津といっても固い感じは微塵もなく、足と耳がついていてどことなくペンギンを思い浮かべる愛らしい形をしています。

今冬はとても暖かくてしかも光はすっかり春の様相ですが、お点前は「絞り茶巾」をお稽古しました。
この「絞り茶巾」は、お客様に少しでも温かい感じを抱いていただくために、水屋でお茶碗に熱い湯を入れて温めておき、持ち出す直前に湯を捨て、熱湯で絞ったままの茶巾を入れて持ち出します。(茶巾の端が左を向くように入れましょう。)


席中では、絞ったままの茶巾を釜の蓋に預けたら、茶碗に湯を入れ茶筅を入れてさらに茶碗を温めます。
その間に茶巾を畳み、それから茶筅通しに進みます。
そのとき茶巾からもほのかに湯気が漂えば、寒い中をいらっしゃったお客様もさぞかし心が温かくなることでしょう。


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転んで胸を打ったIさんは今日もお休みです。
でもだいぶよくなったそうで、次回はお見えになるでしょう。
皆さんで待っていますよ。