2017年7月27日 レンゲショウマ

一昨年購入し、鉢で育てていたレンゲショウマが今年は沢山咲いてくれました。


茶道雑誌「淡交7月号」の“茶花を育てる”がまさにレンゲショウマでした。
日比谷花壇の塩見亮一さんは、この植物について次のように表現しています。
文字通り蓮華のような花をうつむいて咲かせる様子が大変奥ゆかしく、誰もが気に入る花だと思います。
そう、その通りです。
塩見さんは引き続き、述べています。
市街地の高温多湿を嫌い乾燥状態も嫌い。
えー困ります。
芽を出したら広葉樹の下など、ちょっと暗すぎると感じるくらいの通風のよいところが適しています。そして毎年植え替えましょう。
うーん、デリケート。来年も上手く咲かせるには大変かも。


数年前に奥多摩の御岳山に行った時、このレンゲショウマの群生地がありました。
残念ながら花期は過ぎており、この目でみることはできませんでした。
一昨年サカタのタネでレンゲショウマの苗を見つけ、購入し育てていました。
今年はだいぶ株がしっかりし、早春から葉の展開も盛んで、5月頃からまん丸の蕾を付け始めました。
それから開花までが長かったです。
でも茶花にはまだ使っていません。
なぜなら、茎を長く採ろうとすると、そこにはたくさんの蕾があり、切ってしまってはそれらの蕾は咲かないで終ってしまうような気がしたからです。
でも、もう花も盛りを過ぎたことですし、今週は床の柱に掛けてあげようと思います。
下を向いて咲く花なので、置花入よりは掛花入が適しているでしょう。