2006年11月25日茶壷の紐

いつも茶室やお道具を準備してくださるYさんが、昨日伊豆にミカン狩にいらっしゃったそうです。今年は季節が少し遅れていて紅葉がまだ進んでいない樹もあって、期待して行ったYさんはちょっとガッカリしたそうです。
でも、数片の真っ赤な紅葉を持ち帰り、蹲に散らせてくれました。いつもの蹲に趣が出てとっても素敵になりました。美味しいおみかんとともに素敵なお土産でした。ありがとうございます。

さて、今日のお床は「開門落葉多」の短冊に、お花は黄葉したシランの葉と磯菊です。毎朝庭に出るたびに、こげ茶色になり役目を終えたシランの葉が何枚も散っています。その散る寸前の葉を使ってみました。取り合わせは磯菊。
今朝起きて朝一番で花を摘み、旅枕の花入れに入れてみました。そしてそのまま葉が落ちないように祈りながらSさん宅に持っていきました。なんとか無事でした。(*^_^*)

さあ今日のお稽古のひとつは、茶壷の紐結びです。真・行・草の結び方は本にも載っているので練習し易いですね。紐結びは得手、不得手というか好き、嫌いがはっきり出るようです。
頭の良し悪しとは関係がないということなので、苦手な人もちっとも気にすることはありません。
本に載っていないのが紐休めの結び方です。実はSさんからお借りしていた茶壷は今日のお稽古が終わったら、紐休めにしてお箱に入れお返ししなければなりません。
Sさんから茶壷お借りして初めて箱を開けたとき、紐休めを解きながら慎重にメモしておいたのがここで役立ちました。
一見難しそうに見えた紐休めの結び方ですが、やってみたらとても簡単。
でも忘れるといけないので覚書を残しておきましょう。

念のため写真もとりました。
先ず次にそして完成