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親和会、本日は「炉初炭所望」と「茶碗荘」をお稽古しました。
花は、口紅シランの葉と大文字草です。
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ここからは私の「源氏香」体験談です
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16日の日曜日に「源氏香」についてお話を伺い そして体験 さらに源氏香を趣向に取り入れたお茶会に参加してきました。
聞きかじりですが、忘れないうちにメモしておきましょう。
「源氏香」とは香道の楽しみ方のひとつで、江戸時代に考案されたものです。
用意するものは、5種の香木を5包ずつ。
全部で25包になりますが、これを交ぜてしまい そこから任意の5包を取り出します。
客はこれを順に聞いていき、香りの異同を紙に記録していきます。
この書き方こそが源氏香の特徴です。
まず5本の縦線を書きます。
右側から1番目のお香、2番目のお香……一番左側が5番目のお香です。
そして同じ香りだと思ったものを横線でつないでいきます。
もし1番目のお香と3番目のお香が同じものだと感じた場合は
のようになります。
全部違うと感じたら
です。
「さて何種類の組み合わせができるでしょうか?」という問題を出され、ひとつひとつ紙に書かされました。
参加者はそれぞれ頭を悩ませながら、そしてブツブツ言いながら書いていきます。
これってなんだか遠い昔に数学で習ったような???
答えは52通り、これを源氏物語五十四巻のうち桐壷と夢浮橋の巻を除いた五十二巻にあてはめ
は花散里とか
は須磨と名前がついています。
続いて実際に体験しました。
参加者が二十数名いたのでいくつかのグループに別れ聞き香をしました。
あるグループは香炉の火が頼りなくて、またあるグループは火が強すぎて香木が焦げだしたり、優雅とはほど遠く皆ワイワイガヤガヤ。
嗅覚には自信があったのですが、正解からはかけはなれたものでした。
当たった人はお一人だけでした。
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その後昼食をはさんで源氏香を趣向に取り入れた茶会です。
源氏香棚に 水指は源氏物語「紅葉賀」を思い浮かべるようなすばらしい意匠。
結界には源氏五十四帖の蛇腹仕立て。
茶碗にも源氏香。
香合は御所車
主菓子は十二単をイメージした練りきり。
写真はありませんが、干菓子の表面にも源氏香の型押しが。
という具合で、とても素晴らしい趣向でした。
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ちなみに源氏香の講師兼半東を務めて下さった方は数学の先生で、その日のお召し物は、薄紫の無地のお着物に源氏香の帯そして帯留は香木そのものでした。
職業に妙に納得し、お召し物もなんと心憎いこと。
楽しい一日でした。