台目切本勝手

今日は葭棚(台目棚ともいいます)を据えていつもの茶室を台目切本勝手の席に変身させました。
茶室は炉の切り方によって8つのタイプがあります。
一番多いのが四畳半切本勝手
Yさん宅が正にそうです。


そして2月には茶道口の位置を変えることによって、このお茶室を四畳半切逆勝手に見立ててお稽古しました。


台目切というのは、茶室の畳のうち1枚だけ長さが3/4しかありません。
これを台目畳とよびます。
この台目畳が点前畳になります。


この葭棚を使えば簡単に台目畳の出来上がりというわけです。
参考までに八炉の形を記しておきましょう。

今日は透木釜を使いましたので、取り合わせとしては五徳の蓋置がぴったりです。

この蓋置は下の写真のように、輪を上にして2本の爪が炉縁に平行に置きます。

こうすると柄杓を引いた時に 柄杓の柄が爪と爪の間に引けます。
棚に荘るときは、上下を返して爪のひとつを向こうに向け、つまり風炉の五徳の形にして荘ります。(爪が正三角形になりますね)