2012年5月26日 鎗の鞘建水と駅鈴蓋置

風薫る五月もとうに半ばを過ぎ、今日が五月最後のお稽古です。
毎年この時期使いたいと思ってきた道具に鎗の鞘建水と駅鈴蓋置があります。

七種の建水のひとつで名前はよく知っていますが、扱い方がいまひとつわかりません。
遥か昔の記憶をたどりつつ点前を進めましたが、やはり自信がありません。
帰宅後、昔の稽古記録ノート5冊を引っ張り出し、5月のページをくくって行きました。
何冊目かのノートにありました、ありました。
この時は、駅鈴蓋置ではなく節のない竹の蓋置を使っています。


【仕組み方】
蓋置に柄杓の柄を通し、伏せた状態で建水に仕組みます。蓋置の正面は当然下を向きます。

【建水の運び方】
建水の口を半分掌で隠すように口の間横を親指と中指で持ちます。

【柄杓の持ち上げ方】
柄杓の柄の蓋置のすぐ下の部分を左手の薬指と小指で押さえ、残り3本の指で蓋置を持ち、起こします。
この時蓋置の正面が正面を向きます。
右手で節下半分より下を押さえ、左手で蓋置を下げます。

(右手で蓋置を押さえ)、左手は節。
右手で蓋置を抜き取り構えます。