2011年7月23日 サークル・かけはし主催“東日本大震災チャリティー

サークル・かけはしは私が住む地域の区政50周年を記念してできたボランティア団体の一つで、生涯学習の講師の集まりです。
中に13の講座(薬膳・パッチワーク・着付け・七宝焼・カラオケ・水墨画&絵手紙・社交ダンス・園芸・抹茶・書道・彫金・布あそび・いけばな)があり、活動歴は30数年になります。
私はこのサークルの一員になって3年目です。
この度“東日本大震災チャリティー”と題して体験講座や即売そしてバザーを企画しました。
場所は地区センターのレクレーションホール。
私はその一角で抹茶席を担当しました。


部屋は当日のみの使用に限られているため、前日にセッティングしておくことはできません。
全ては当日の朝スタートです。
まずは水屋との仕切りにパネルを4枚セットする必要があります。
このパネルは正式名称をバンティアンパネルといい90×180cmのパネルとポール&脚で構成されています。
パネルは横にしても縦にしても使えますが、掲示板的な使い方をする場合は横で、この使い方が圧倒的に多いです。
水屋の仕切りに使う場合は縦にしないといけません。
パネルには爪がついておりこの爪にポールをはめ込み、連結して行きます。


このパネルは体育館の2階に置いてありますが、まずそこから持ってきて爪の位置を90度ずらさなくてはいけません。
着物姿でこの作業をすることは至難の業で、いつも頭を悩ますところです。
ところがサークル・かけはしのOBさんで、今は親和会のメンバーであるM氏が一手に引き受けてくださいました。
ありがとうございます。
私は安心して道具を和室に取りに行ったり花の準備をすることができました。
お湯の用意と水屋の用意は、これまたOBさんのTKさんとOYさんがテキパキと進めて下さいました。
昨年の文化祭や異世代交流行事で呈茶した経験が、しっかり活かされています。
とても嬉しいひとこまでした。

  • 床 永平悟由禅師筆 「慈悲」

・・・・・・花  日の丸むくげ、風船かずら、風知草
・・・・・・花入 桂かご
・・・・・・七夕笹飾り(被災地の復旧復興を願って)

  • 結界  亀甲竹
  • 風呂釜 鉄切合せ(地区センター常什)
  • 棚   青漆糸巻棚(地区センター常什)
  • 水指  染付(地区センター常什)
  • 棗   朱松唐草(地区センター常什)
  • 茶碗  朝顔平、花火平ほか(地区センター常什)
  • 蓋置  硝子四方
  • 建水  飛び青磁(地区センター常什)
  • 菓子  「ごまもち」清月堂製
  • 菓子器 焼杉四方、竹三角銘々皿に紫陽花の葉を敷いて

10時に始まり15時終了
65名のお客様にお茶を差し上げました。


各講座の体験料と即売品の1割、バザー品に関しては全額寄附に回します。
サークル・かけはし全体としての来場者数、寄付に回せる金額は現在会計係で集計中です。


今回の呈茶席には、被災地の復旧復興を願って七夕の笹飾りを用意しました。
(竹の手配運搬をして下さった○森さんにはとても感謝しています)
被災地では旧暦の七夕ですのでまだ間に合いますが、送り先の目途もたたず、やむなく神明社にお焚き上げをお願いしました。

〜〜〜〜〜
KNさん、当日熱が出てお休みでした