2014年1月4日 初釜

2014年1月4日土曜日 鶴見区の馬場花木園で2014年の初釜を行いました。
開門早々の9時半、まだ人影のない園内はまだ冬枯れの中にあり静謐そのものでした。
お借りしている休憩棟までの道すがらには、よく見ればモクレンの新芽が大きく膨らみ、唯一の彩になっている赤い山茶花も微笑みかけてくれています。
休憩棟の和室は畳も障子も真新しく、新春の光に満ち溢れています。
初釜の場所にここを選んで良かったと改めて思いました。


11時の案内までたっぷり時間はあるはずでしたが、なにしろ初めての利用なものですから、暖房の入れ方から始まりお湯の出し方、コンセントの位置、お借りした道具の確認と手間取っているうちに、あっという間に時刻が迫って来ました。
その間ひとりまた一人とメンバーが笑顔で到着。


予定通り11時に席入り。正式な席入りの稽古がなかなかできないでいたので、皆さんの脚は千鳥状態。
反省をこめて、今年は少なくても3か月に1回は地区センターの八畳で稽古することに致しましょう。
今日の参加者は14名。
宗芳さんのお孫さんと妹さんも参加してくれました。
皆さん素敵なお召物で笑顔です。


わらびの里のお弁当と、燗鍋には純米吟醸酒、硝子の地炉利には梅酒を用意して宗芳さんと宗京とで皆さんのところをまわりました。
続いて仙太郎の花びら餅を縁高で持ち出し、「お菓子お召し上がりの上、中立をお願い致します。」


後座の始まりは濃茶
宗京が嶋台と黒楽茶碗の3碗に濃茶を練りました。
Ota○○Yu○○さんが一口召し上がって、思わず「おいしい」と言って下さったのがとても嬉しかったです。


続いてBINGOでお年賀の景品を差し上げました。
今年は茶道関係の本や雑誌に加え、お抹茶と花びら餅を用意しました。
昨年はお抹茶に人気があったのですが、今年は本から先にもらわれていきました。
「皆さん茶道の奥深さに少しずつ魅せられていっているのかも」と宗京はニンマリです。


薄茶は御園棚をお借りしたので、代わる代わるお点前していただきました。
まさに稽古始めです。
4人終ったところで、予定終了時刻の3時になってしまいましたので、いったんお開きにし、時間の許す方にはその後残って引き続きお点前をしていただきました。


そして閉門時刻16:30の5分前に園をあとにしました。
今年も各自無理ない努力で精進し、結果として午年にあやかって飛躍できるといいですね。今年もどうぞよろしくお願い致します。