2017年6月10日 蛍祭り

6月10日土曜日はいつものように稽古日でした。
おりしもその日に鶴見の馬場花木園で蛍祭りがおこなわれることを知りました。
稽古が終るのは夕方、蛍祭りは7時からです。
その日稽古の人は、稽古が終了次第ぼちぼち出かければちょうど良いかもしれません。
その日稽古に来なかったグループにも声をかけました。
夫も行きたいと言い出しましたので、皆さんもよかったらファミリーでということになりました。
果たして、宗芳さん・宗瞳さん夫妻・宗鶴さん・鹿○さん夫妻・山○さん・私と夫・そして地元にお住まいの小○さんと総勢10名の参加となりました。


やっとうす暗くなった7時に開門、蛍を放す場所は八橋がある辺りですが、入口から庭園をまわった先にあります。
その途中、私達が数年前初稽古をした和室でお茶会が開かれました。
全員吸い込まれるように和室へ。
客は子供連れのファミリーが多いので、呈茶程度の軽いものだろうと想像して入ったのですが、なんと裏千家流の本格的な茶会でした。
お正客の席には子供が座っています。
次客はパパ。
そんな中でも、お点前さん半東さんは手を抜くことなく、丁寧なもてなしで感激致しました。


床の花入は蛍籠、香合は玄々斎好み「蜑小舟香合(あまおぶね)」、お点前は平水指を使った長板二つ置きで、清らかな水でしか育たない蛍を意識した涼しげな道具組でした。


私は「蜑(あま)」という字を初めて目にし、家で辞書をひいたところ、漁師や汐作りに携わっている人のことを表わす言葉でした。


30分ほどで席を後にし、八橋の方に向かいました。
既に行列ができていたので、八橋まで辿り着くのには時間がかかりそうです。
ついつい茶席に長居してしまったようです。
幸い蛍が私達のもとに飛んできてくれましたので、それを目に焼き付け、私達は逆走して入口に戻り、小○さんが手配してくれていたタクシーに乗り込んでキリンビアビレッジに向かいました。


手配にお骨折り下さった小○さんありがとうございました。
親和会の会員とファミリーの皆さんととても良い時間を共有でき楽しかったです。