2007年4月14日

今日は最高気温が25度を超え暑いあつい。
でも今月一杯はまだ炉の季節です。


お軸を何にしようか迷い、数少ない中から「澗水湛如藍」を選びました。
「かんすいたたえて あいのごとし」と読みます。
澗水は谷間の水のこと、水は無色ではありますが、満々と湛えた淵では深い藍のような色になっていますね。
四月といえば山ではもう雪解けが進み、豊かな水が谷間を流れている時節です。でも本来の意味は「変化の中に不変の真理が宿っていること」だそうです。
難しいですね。

お花はエビネ蘭、蕾は今にも開きそうに膨らんでいますが、とうとう最後まで開いてくれませんでした。
このエビネ蘭はかれこれ7,8年も前になるでしょうか。先輩のYさんからいただいたもので3,4年は花芽が出ませんでした。
でもその後は毎年たくさんの花が咲くようになりました。
2週間後のお稽古時には咲き終わってしまいそうだったので、どうしても今日使いたかったのです。本当に花の命は短くて…


ところで、Yさんどうしていらっしゃるかしら?お元気でお過ごしかしら?と皆さんの話題にのぼりました。
これは後日わかったことですが、今は入院なさっているそうです。でも間もなく退院の見通しだとか。どうぞいつまでもお元気でいらしてください。

お昼頃Oさんが、丹精のお花をたくさん持ってきてくれました。
牡丹に姫空木にそしてめずらしい黒蝋梅。
お昼休みに急いで入れてみました。


お点前は茶通箱に茶入荘、Kさんは正座がまだちょっとつらいので点茶盤に更好棚を一重棚にして茶通箱のお点前をなさいました。
更好棚は天板と足を取り除けば簡単に一重棚のできあがり。
これなら高さもあまり高すぎず点茶盤の上に置いてもつかえます。
工夫すればいろいろできることがわかってとても嬉しいです。

Iさんはお疲れから首を痛めてお休みでした。ゆっくり静養なさってください。