2007年6月23日 ”溜精棚”

梅雨に入ってからも昨日少し降ったくらいで、良いお天気が続いています。
Iさんがご自分の灰匙を持参して前回に引き続き早く来てくれました。
前回から風炉の灰型“二文字押切り”に挑戦中です。
灰型を作るときは使い慣れた自分の灰匙でやるのが一番。
前回そんなお話をしたら、Iさん 早速ご自分の灰匙を購入して持ってこられました。


炭点前はSさん、棚がある時とない時ではちょっと違いますね。
今日は溜精棚を使います。
お釜の引く位置、香合を拝見に出すときの位置に注意してお稽古しました。


溜精棚は白木の美しさ、小振りなところ、そして勝手付きが蛤形にくってあって柄杓の柄が刺し通してあるところが素朴でちょっとしゃれていて 私の大好きな棚です。
Kさんがいらっしゃるなり、「私このお棚大好きなの」とおっしゃいました。
私とKさんとは好みがピッタリです。

この棚は、お家元のお茶室溜精軒(りゅうせいけん)にある“杓の柄窓”より意匠されたそうです。
“杓の柄窓”の写真は裏千家のホームページに載っています。
http://www.urasenke.or.jp/textc/chashitu/ryusei.html

お点前は長緒茶入、洗い茶巾等をお稽古しました。
立礼の方では平水指を使いましたがこの平水指に関しては次回書くことにします。


今日のお花は半夏生(はんげしょう)と桔梗を會呂利(ぞろり)型の花入に入れてみましたが、我家の半夏生は葉が大きすぎて困ります。窒素分が多すぎると葉が茂りすぎるとも聞きましたが…


あっ、そうそう前回名前が解らなかった白い花は“白蝶草”でした。
調べてくださったKさんOさんありがとうございます。