2008年4月26日 透木釜と長板という組み合わせ

半年間慣れ親しんできた炉も今日でお仕舞いです。
今年の稽古始めは三友棚でしたので台子も長板もやっていなかったことを思い出し、
炉の締めは長板総飾りにしてみました。


Yさんが大昔使っていたという染付の皆具には、鳥が2種類にちょっと宝尽しのような模様があってとても素敵です。
箱の蓋にはには○○紋と記してありますが、残念ながら読める人がいません。
とても軽いので驚きました。



長板炭点前ではお釜を勝手付まで引きますが、釜が透木釜なのでかなり場所をとります。
炉正面に向き直ると、おえどがお釜に触れてしまい、どうしても 炉に向かって少し右寄りの位置からお点前せざるをえないことがわかりました。


今日はなんとかそれで済ませましたが、透木釜と長板は併用しないほうがよさそうです
良い経験になりました。


それから皆さん揃ったところでKさんにちょっとしたプレゼントをお渡ししました。
このたびKさんの息子さんがめでたくご結婚されました。
親和会のメンバーは息子さんとは面識がないのですが、Kさんのお話の中にときどき息子さんが登場していたので、
きっとこんな感じの方なんだろうと各自勝手に想像をめぐらせています。
息子さんの立場になってみれば、自分の知らない人達からお祝いをもらうということは戸惑いもあるでしょうし、いささかご負担に感じるかもしれません。

というわけで私たちは、Kさんと喜びを分かち合いたいという想いをこのプレゼントに託して、Kさんに差し上げることにしたのです。
いつかKさんが ご自宅で 息子さんご夫妻に一服を差し上げる機会もあるでしょうから、
その時お二人に使っていただく菓子切りや懐紙を2組ずつ数寄屋袋に入れたものです。

茶道仲間からのささやかなプレゼントです。
Kさん、おめでとうございました。


お花はえびね欄です。