2009年6月12日 研究会

今日の研究科目は
1.盆香合
2.名水点
3.釣瓶水指にて薄茶
4.大円草
石川宗仁業躰先生の 時に厳しく時にユーモア溢れる語り口でのご指導でした。


皆さんご存知のとおり石川宗仁業躰先生は私達親和会皆の先生の先生です。
それを一番実感できたのが、柄杓の扱い方でした。
鏡柄杓をした後 蓋置に預けるまでの動作、そう右手で柄杓の元を持って手成なりに引き 柄杓の合を蓋置きに置くまでの扱い方です。


モデルで舞台に上がったお点前さんはその手なりが上手にできなくてご指摘を受けたのですが、その時の教え方がまさしく私が師から教わったとおりだったのです。
その他にもちょこちょこ感じたことがありましたが今は忘れました。(昨日のことなのに(>_<))


ここでは名水点について興味深いお話を伺いましたので皆様にもお知らせしたいと思います。
親和会ではまさに発足したばかりのとき名水点をしましたね。
その時の注連縄ですが実はあれは注連縄ではなく単なる縄だったことが判明しました。


親和会の中で縄をなった経験がある人はいらっしゃるでしょうか。
私はありません。
それでは名水点をした時に使った縄はというと。
ばらしてしまうと皆さんに呆れられてしまうかもしれませんが、
息子がまだ小学生だったころ課外授業の一環で草履をつくったことがありました。
その時の縄が残っていてそれを使ったのです。
20年以上も前のことなのになんと物持ちのよいこと(笑)


注連縄と縄はどこが違うかというと、撚りが反対なのだそうです。
つまり普通の縄は左の掌に藁をのせ右手を手前から向こうに摺り合せてないますが 注連縄は右手を向こうから手前に摺り合せてなうのだそうです。
下の写真を見比べてみて下さい。


私は見ただけでは気がすまなくて、家にあったコヨリ(たねやさんからお菓子を購入すると箱をコヨリで結んでくれますが、そのコヨリが捨てられずに何本かとってありました)でやってみました。
その結果納得です。

ちなみに茶巾のかがり方も注連縄と同じ向きになっているということです。
確かにそうですね。



研究会はやっぱり勉強になりますね。
これからも可能な限り出席して皆さんにもお伝えしていきたいと思っています。