2009年6月27日

前回に引き続き行之行台子点前をお稽古しました。
加えて今日は、私が26年前引次の式で師からいただいた書きつけを皆さんとご一緒に拝読しました。
・帛紗の意
・席中
・台子の始め
・行台子

の4編からなるもので和紙に筆でしたためられコヨリで閉じられています。


普段当たり前のこととして茶席に軸をかけて花を入れ、繰り返し帛紗を捌いて道具を清めていますが、これはすべて陰陽や仏教の考えが基になっていることに改めて気付かされました。

台子には陰陽五行が完備されており すなわちこれは宇宙空間を表していることを忘れてはいけません。
これを理解していれば、道具を準備するときに「風炉土風炉だったかしら。唐銅でもよかったかしら。」なんて迷うこともないわけですね。(~_~;)


それはともかく 師が、大勢いる弟子一人ひとりにこの書をしたためてくださったことに頭が下がります。
ありがとうございました。
師がお稽古場を閉じられてしまい、この書をいただけなかった方には私の持っている書のコピーをお渡ししました。